食べムラが多い2歳児の対処法〜ご飯を食べてくれない!原因は?いつまで続く?

2歳を過ぎると子供の食べムラに頭を悩ませることって無いですか?
子供も食べ物の好みがはっきりしてきて好きなものしか食べてくれない、さらに好きだった食べ物も食べてくれなくなるなど、毎日子供の栄養バランスを考えて献立を作っても、一口も食べてくれないなんてことは日常茶飯事です。
我が家の子供も食べムラ時期に突入していて妻も「何を作ったら良いかわからない涙」ということが多いです。
でも食べムラがある中でも対処していかないといけません。親としては成長に必要な栄養をしっかりと摂ってもらって元気に育ってほしいですよね。
今回は幼児期の食べムラの原因やいつまで続くの?といった疑問に加えて、我が家での食べムラの対処法・対策についてお話したいと思います。
子供の食べムラはいつから?いつまで続くの?
子供の食べムラは離乳食時期を過ぎて、大人の食事に内容が近くなる幼児食が始まるくらいから目立ち始める子が多いようです。
1歳後半から2歳前半から食べムラが目立ち始めるというお子さんが多いですね。
食べムラの例としては
- 食べる量が少ない
- 嫌いな食材を食べない
- 好きだった食べ物も食べなくなる
- 同じものだけ食べたがる
- 食べるのに時間がかかる・遊びながら食べるなど集中していない
など好き嫌いにも近いですが、ついこないだまでモリモリ食べていたのに急に食べてくれなくなったなんてことも多いため、体調面が心配になってしまうこともあります。
個人的にはイヤイヤ期の感情の一つにも感じていて子供にとってこれは食べたくないという自我だったり、お腹が空いていないという子供のペースなどが今まで目立たなかったのが、どんどん見えてくるようになってきているように思います。
元々、好き嫌いが多い子だと特に2歳を過ぎると食べムラが目立ってしまい頭を悩ませるママも多いのではないでしょうか?
この食べムラは、いつまで続くのだろう?と感じますが、保健師さんに伺った所、一般的には3歳〜4歳、5歳くらいには収まるということでした。
これは意思表示もわかりやすくなり、子供の好き嫌いがはっきりしてきたり、お腹が空いていない、お腹が痛いなど、なぜ食べないのかがわかるようになるということで、ママにとっても対処がしやすくなるという面もあるようです。
また、子供も今はご飯の時間と理解するようにもなってくるので、今のようななぜ食べないのか?ママも本人もわからないような状況は落ち着いてくると考えて良さそうです。
ですので、食べムラは1後半から3歳、長くても4〜5歳くらいといったある程度長いスパンで見守っていく必要があることになります。
ただし、ずっと食べムラが続くのではなく、食べてくれる時期、食べてくれない時期といったリズムもあるのは、我が家の子供を見ていて感じます。
2歳の息子の食べムラ状況
2歳9ヶ月の息子も食べムラが目立つようになりました。息子はご飯をモリモリ食べるタイプで、保育園でもご飯を食べる量が少ないと体調が悪いのでは?と心配されるくらいです笑
そんな中での食べムラということで僕らも保育園の先生もちょっと心配していました。
現在の食べムラ状況は
- 好きなものだけ食べる
- 好きだったものを急に食べなくなる
- 食べる量が少ない
- 食べるのに時間がかかる・集中力が切れる
- おかしは食べる・食べたがる
というもの
好きなものだけ食べる
これは食べムラがあるお子さんに多いと思うのですが、息子も例に漏れず好きなものは食べます。
息子の場合はゆかりのふりかけを使ったおにぎりです。食事にこれが無いと怒ります。
好きなだけなら良いんですが、ゆかりおにぎりを食べた後におかずは食べず、自分からごちそうさまと言って食事を終えようとします。
まだ最低限エネルギーを摂っているということで良いのですが、栄養バランス的に気になります。
好きだった食べ物を急に食べなくなる
ついこないだまで大好きだったおかずや食べ物も食べてくれなくなることも多かったです。
例えば子供用のチーズやヨーグルトだったり、もやしやきゅうりのナムルも大好物だったのですが、最近は食べなくなりました。
オムライスも好物でしたが、最近では卵を避けてウインナーだけ食べるなど好みも変わったのかな?と思うことが多いです。
他にも果物も好きだった種類にあまり手が伸びなくなることも増えてきました。
食べる量が少ない
以前はおかずも嫌いな食材で無ければしっかりと食べていた息子ですが、食べムラが出ていると上で話したゆかりおにぎりだけ食べて終わりだったりします。
妻も色々と工夫しておかずを作っていますし、食器なども食べるのが楽しくなるようにと色々試していますが、食べない時はほぼ手を付けずに終わることも多く、妻も泣きそうになっていることがあります。。
食べるのに時間がかかる・集中力が切れる
食べるのに時間がかかるだけなら良いのですが、その分、集中力も低下してきて段々と食べ物で遊びだすこともあります。
注意すると泣いてしまい、それこそ食事ならなくなってしまうので困ったものです。
おやつは食べる・食べたがる
食事は食べてくれないけど、おやつは喜んで食べたりします。アイスなんかもテンションMAXで食べています。
我が家ではごはんを全部食べないと食後のおやつは無しというルールですので、食べたがる子供との格闘がはじまります、、
食べムラも子供の成長の一つ?
保健師さんに相談した時に言われたもう一つのことが、2歳くらいからの食べムラも子供にとっては自我の芽生え、自己主張といった幼児期の成長過程の一つと言われました。
今までは、ママに言われるがまま食べる時間が決まっていて、作ってくれたご飯を食べるというのから、少しづつ食べたいもの、食べたくないものが出てきたり、まだ遊びたいなどの感情によって食べる量にも影響することが多いとのことでした。
食べムラの原因とは?
食べムラの原因は子供の自己主張に加えて、生活リズムや環境も影響しているようです。
例えば
- 遊びに夢中で気持ちが切り替わっていない
- お腹が空いていない
- 苦手な食べ物がある
- おかずの味・調理に飽きる
- おもちゃやテレビといった気持ちがそれてしまうものがある
- 集中力が切れてしまい食事に集中できない
- 体調が良くない
などが食べムラの原因とされています。
確かに我が家の子供を見ていてもこれらは当てはまっていますね。2歳児の食事あるあるだったりするので、気をつけていても難しいことが多いかなと思います。
また、体調が良くないというケースは熱などが無いとちょっとわかりづらいので、無理に食べさせるのが正解というわけではないのも難しい点ですよね。
息子の場合は熱などはなくても口内炎が出来ていて、食欲が無いということもありました。
歯が生えてきて食べづらいことも
1歳から2歳の時期は歯が生えて増えていく時期です。特に後から増えていく奥歯の生え始めは歯茎が痛痒くなって食べ物を噛むのが痛いというケースもあるので、この時期は子供の心の変化と体の変化があることも理解しておきたい所です。
2歳児の食べムラ対策|実際に効果があった対処法
食べムラの原因はお子さんによって違いますが、もし食べムラが目立ちだしたら早めに対処して子供の反応を見るのがおすすめです。
我が家でも色々と食べムラについて調べながら対処法を考えて試して失敗を繰り返しましたが、その中で良い傾向にあった対処法についてご紹介しておきます。
子供の気持ちの切替えに配慮
食事までの時間に遊んでいて、子供のタイミングとは違うタイミングでご飯の時間になってしまうと、中々スムーズに食卓に付いてくれないことも多いです。
そのため、食事の準備が完了する時間を逆算して少しづつ「もう少しでご飯だよ」「この本読み終わったらご飯にしようね」といった子供が気持ちを切り替える時間を与えることで自分から「また後で遊ぼうねー」と言ってくれたり「ご飯食べてから読もうねー」と言って食卓に向かってくれることがありました。
特に共働きで仕事が終わって保育園などに迎えに行ってすぐに食事の準備をしているママさんにとっては、テレビや動画などを見せておいてご飯を作るということもあると思います。子供にとっては楽しい時間が終わってしまうという感情もあるので、気持ちの切替えはとっても大事だと思いました!
逆に「早く!」とせかしてしまうと席についても中々食事に集中できないことも多かったので、我が家では食事前のルールになってきています。
生活リズムを整える・おやつの与えかたに注意
保育園などに通っているお子さんの場合は自然と生活リズムが決まってきますが、そうでないお子さんの場合はママ・パパが生活リズムを整える必要が出てきますよね。
特に食べムラがある時期はおやつの時間や食べさせる量を考える必要があると思いました。
我が家では休日に注意していることですが、子供がおやつを食べたがる時にも食事の時間を考えて食べさせるものや量を決めています。
飲み物にも注意が必要で牛乳やジュースなどはこれだけで子供のお腹が少し満たされてしまうことで、いざ食事になった時にお腹があまり空いていないということもあるので気をつけたいポイントです。
食事中の集中力を妨げる環境を見直す
2歳児だけでなく、子供は集中力があまり続きません。その時にテレビやおもちゃなどが周りにあると気になってしまい、食べる手が止まってしまいます。
我が家でも以前は息子が食事の時にミニカーをテーブルに並べてみたり、テレビを見ながら食べることが多かったのですが、これらは基本やめました。
最初は息子も嫌がりましたが、「大事な車が汚れちゃうよ?」などと言って納得してもらい、ご飯を食べてから遊ぼうというように促しました。
他にもテレビ自体は気になるCMの音が鳴ると食べる手が止まることが多かったので、付けずに食べるようになったのですが、最近では僕がテレビをつけると「てぺり(テレビの言い間違い笑)付けないで!」と言ってくることも増えました。
調理・食器の工夫
食べムラが目立ちだした時に試したいのが、皆さんためしているかもしれませんが調理や食器の工夫です。
息子の場合もこないだまですごく好きだったおかずも同じ味付けが続くと食べてくれなくなってしまうことがありました。
食材をプラスして色味や食感を変えてみるなどの工夫がポイントになってきます。
また食事の量が減っているなら盛り付けから少量にして全部食べられるように工夫すると、完食した時にこちらも嬉しいですし、子供も気分が良くなってくれます。
味付けの工夫は間違えるとさらに食べてくれなくなってしまうことが多いので難しいですが、色々とトライしたい対処法です。
また、我が家では普段のお皿とは別に子供が好きな車の食器プレートを購入して1週間の中で使い分けて子供の興味を食事に向けるようにしていました。
車のプレートなど最近は色々と種類が豊富です。
食べムラは見守る方向で叱らない
食べムラが出ている時は無理に食べさせたり叱っても効果的では無いと実感しています。
一回、あまりに食べムラが目立ち、しかも食事に集中していないため、僕が少し怒り気味に「ちゃんと食べなさい」というと、僕に怒られるのを怖がってか一生懸命食べていたのですが、少しすると今度は食べ過ぎたのか吐いてしまいました。
子供にとってはなんだか食べたくないという時に親が無理に怒って食べさせてもあまり良い結果は得られないように思った出来事でした。
我が家の場合はゆかりおにぎりだけ食べてくれていたので、とりあえず悩みすぎず見守っていくのが良いかと思います。
最近では妻も「食べないの?ママは食べるよ〜」というように怒らないで見守っています。
また保健師さんにもアドバイスをもらいましたが、子供は1週間単位で栄養や食事量のバランスが取れるように調整していけば大丈夫と言われました。そのため食事内容は変えない、少量でも食べて貰えれば大成功というように捉えていくことを勧められました。
まとめ
2歳の食べムラについての原因や我が家で実際に行った対処法についてご紹介しました。
個人的には食べムラがあると栄養面に不安がありますが、それでも見守っていくことが基本姿勢かなと思います。
その上で
- 食べムラがあっても栄養バランスに配慮した食事内容は変えずに出す
- 食べムラがあっても叱らない・無理やり食べさせない
この点に配慮して子供と向き合っていくのが良いと思います。
せっかく作ったごはんをまったく食べてくれないというのは、心も体も疲れてしまいますが、子供の成長の一つでもありますので、食べられなくても良し、食べてくれたらしっかり褒めて子供の気持ちも配慮しながら乗り切っていきましょう。