赤ちゃんがベッドから落ちた時の対処法、チェックするポイント|赤ちゃんの安全

こんにちはコースケです。
赤ちゃんを大人用のベッドで寝かせている、もしくはベッドで遊ばせている時に赤ちゃんが落ちてしまったという経験をされているママさんの体験談は多いですよね。
万が一赤ちゃんがベッドから落ちるなど高い所から床に頭や体をぶつけた時の対処法や赤ちゃんの様子を確認すべきポイントは知っておくべきかなと思い、最近勉強中です。
気をつけていても起きる赤ちゃんの落下事故
赤ちゃんがベッドから落下するといったケースは普段から気をつけていても起きてしまう出来事で、ちょっと目を離したすきに、一緒にベッドで遊んでいたのに落下を防げなかったといった声もあります。
我が家も先日、赤ちゃんのお昼寝中に妻が少しそばを離れて家事をしている時に赤ちゃんが目を覚まして一人でベッドの上を移動して遊んでいたことや、一緒に遊んでいてベッドの端付近でバランスを崩し、落下しそうになり、床まであと数センチという所でなんとか掴みましたが、頭を強くではありませんが、ぶつけたこともあります。
気をつけていても起きることもあるので、全てを防ぐことは毎日の育児では難しいです。そのため、赤ちゃんが遊ぶ環境作り、万が一の時の安全対策、そして落ちてしまった時の対処法を知っておくことは大切です。
赤ちゃんがベッドから落ちた!その時にチェックすべきポイント
パニックは逆に危険、頑張って心を冷静に
赤ちゃんがベッドから落ちたという時には、パニックになってしまう方もいると思います。(妻は落ちかけて軽く床にぶつけてもパニックでした。)
多くの育児本や安全対策に関する情報を見ても、この時に重要なのは冷静になること。パニックになっても良いことはありませんし、正しい判断やチェックが難しくなります。
パニックになりそうな気持ちをグっとこらえて一つ一つ確認して行くことが大切とされています。
妻のお母さんは現役の看護師さんですが、やはり同じように冷静にチェックしないと思わぬ所を見落とす可能性があるから、チェックしながらも少しづつ深呼吸をするなど心を落ち着かせることも大切だと言われました。
その上でいくつかのチェックポイントを確認して行くのが望ましいとのこと
ぶつけた後の赤ちゃんの意識・様子は?
まず落ちた後の赤ちゃんの意識の有無が最重要ですね。
- ぐったりしていたり、落ちたのに反応が薄い
- 呼びかけても視点がさだまっていない
といったいつもの様子と違う所は無いかを確認します、
大声で泣いている時は、意識はあるというのが判りますので、次のチェックに移ります。
ぶつけた箇所の外傷チェック
ぶつけた場所によって対処の仕方もかわりますので、どこをぶつけて、どんな状態か?を確認します。
頭の場合はたんこぶなどの腫れなど赤くなっていないかを確認、もしくは傷ができて出血していないかなども確認が必要です。
たんこぶ
たんこぶができている場合は頭皮の下の血管が破れて腫れている皮下血腫と呼ばれる状態になっています。
症状の度合いによっては医療的な対処も必要なので、注意深く赤ちゃんの様子を確認する必要があります。
- 意識が無い
- 泣き止まない
- ぐったりしている
- 嘔吐している
といったケースと重なる場合が多いので、できるだけ冷静になって確認していきます。
たんこぶ自体は冷やして腫れが治まるように濡れタオルなどをあててあげるのも良いとのことです。
逆に温めると血流が良くなり痛みも感じる場合もあるので、注意が必要です。入浴も避けた方が良い場合もあるとのこと。
出血している場合
出血などの場合、傷口をガーゼで軽く抑えて圧迫止血をして血が止まってから患部を確認します。
強く抑えるのは血管に負荷がかかりすぎ、逆に止血が遅くなる場合があるので、あくまでガーゼで軽くおさえるというのが基本ということです。
赤ちゃんが吐いた場合
赤ちゃんが吐いた場合はぶつけた場所にもよるようで、お腹などを打った時は負荷がかかり吐きやすく、頭を打って吐いている場合には顔色、吐いた回数、血が混ざっていないかなども確認することも必要だと言われました。
打撲や打ち身、骨折などの外傷
ぶつけた場所、落下して転がった時の拍子に腕や足などに負荷がかかってしまうといった場合もあるので、ぶつけた箇所だけでなく、他の場所も確認します。
手や足がだらんとなっていたり、泣き方がいつもよりもひどい(火がついたような泣き方とも言いますね)触ると泣き方が大きくなるといった場合は骨折、脱臼、もしくは打撲などを疑う必要があります。
この場合は患部を動かさないようにした状態で病院に連れていきましょう。
数日経ってから様子が変わるケースもある
ベッドなどから落ちて頭をぶつけて怖いのが数日経ってから様子が急変するケースです。
意識が無くなる、痙攣といった今までに無い状態になることもあるので、すぐに救急車(119番)を呼び、頭を揺らさないように注意し、心肺蘇生を行います。
↓赤ちゃんの心肺蘇生の方法の参考にどうぞ
この他、母子手帳や育児本にも心肺蘇生のやり方が掲載されていますので、一度は目を通しておくのが良いと思います。
赤ちゃんの落下事故の病院は何科?
赤ちゃんの落下事故では
- 意識が無いといった緊急性の高い時→救急車を呼ぶ(119番)
- 呼びかけへの反応が薄い・嘔吐といった様子→救急車を呼ぶ、もしくは小児科、脳外科
- 外傷や手足の骨折・脱臼・打撲のケース→整形外科・小児外科などの外科
他にも口の中の怪我、歯といった場合には歯科、口腔内科といった場合もあります。
病院に連れて行くかの判断がわからない時
初めての赤ちゃんでしかも、初めての落下事故といった時には、どうしたら良いかわからないことが沢山です。
しかも目立った傷なども無いけど心配といった場合もあります。
こういった判断に困った時には小児救急でんわ相談という厚生労働省が行っている政策の一つがあり、休日や夜間といった場合でも相談することができるので、相談するのもおすすめです。
小児救急電話相談事業(#8000)
電話の#8000をプッシュすると繋がります。携帯電話からも繋がります。
また、各都道府県では一般回線も用意されているので、自分が住んでいる地域の小児救急電話相談の番号は控えておくことをおすすめします。
厚生労働省HP:小児救急でんわ相談
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html
まとめ
赤ちゃんがベッドなど高い所から落ちた時の対処法についてのお話でした。
万が一落ちてしまった時は
- 自分が冷静になること
- 赤ちゃんの意識の有無
- 外傷チェック
- 病院に行く必要性
- 数日経ってからの異変を想定した準備
以上を基本として対処しながら、住んでいる地域の病院の電話番号、小児救急電話相談事業(#8000)といった場所の連絡先などを電話の近くに貼付けておく、もしくは携帯電話に登録しておくことも、もしもの時を考えると必要です。
我が家でも、そうならないことを祈りながら、起きてしまった時に対応できるように準備しておきたいと思います。