赤ちゃんの歩行器は使ってますか?いつから使うのがおすすめ?安全な使い方とは

こんにちはコースケです。
みなさんのご家庭では赤ちゃんに歩行器は使用しましたか?我が家の赤ちゃんも妻の友人が使っていたお下がりの歩行器を頂いたこともあり、所有しているのですが、実はほとんど使用しませんでした。
現在は1歳と1ヶ月になった赤ちゃんは自分で歩くことができるため、現在は遊び道具の一つとして使っています。
でも正しい時期に使用することで、メリットもあったのでは?と少し気になります。
今回はそんな歩行器についてのお話です。
そもそも歩行器の役割って?
赤ちゃん用の歩行器は育児用品としての歴史は古い方に含まれます。僕が赤ちゃんの時に使用している写真も残っています。
歩行器の基本的な仕組みは赤ちゃんを座らせたり、立った時に安定させるための椅子部分(布などに穴が空いていて足を入れて安定させる)にテーブルなどがついており、土台には車輪がついていて赤ちゃんが動いた時に転ばないような構造でサポートしてくれる保育用品です。
安定した姿勢を保ちながら転倒を防ぐことができるということで、名前の通り赤ちゃんの歩行をサポートしてくれるものですね。
他にも自分で好きな所に行く時の体のバランスを養う練習を安全にサポートする目的もあるようです。
ちなみに歩行器は赤ちゃん用だけでなく、介護やリハビリテーション用にも用いられています。
歩行器の使用はいつからが基本?
歩行器を使う使用する時期の目安としては
- 赤ちゃんの腰が安定して一人座りができるようになった時期
- 赤ちゃんがつかまり立ちや伝い歩きをするようになる頃に使う
- 一人で歩けるようになった時期の遊び道具として
というのが一つの目安とされています。
早くても赤ちゃんの腰が安定して一人で座れるようになる生後6〜7ヶ月くらい、つかまり立ちをし始める生後8〜9ヶ月頃というのが目安になるかと思います。
また、製品自体の安全性や使用の範囲の目安にもなる、SGマーク(製品安全協会)基準では7ヵ月〜15ヵ月、身長74,8cm、体重9.3kgまでの乳幼児と定められています。
歩行器を使用するメリット・デメリット
メリット
- 赤ちゃんの歩行を安全にサポートしながら促せる
- ママが家事をする時などに使用することで安全を確保できる
- 一人遊びの時の安全確保
- 赤ちゃんの遊び道具として使える
- 赤ちゃんの視界が変わることで好奇心を刺激
歩行器のメリットは赤ちゃんが歩くのを促すという点よりも、まだ一人で歩くのが安定しない時期でも安全を確保しながら、赤ちゃんを一人で遊ばせられる点も大きいと思います。
家事をしながら赤ちゃんを見るというのは完全には難しいですし、「ちょっと待っててね」というタイミングは沢山あります。そんな時に限って赤ちゃんはぐずってしまったり、抱っこをせがんできたりするので、ママさんは家事が進まないことが多々あります。
歩行器を用いることで、この「ちょっと待っててね」という時にバウンサーなどと違い体を固定して動けなくしてしまうのではなく、行動したい欲求を満たしてあげながら、安全を確保することができるのが使用する上での大きなメリットだと言えます。
デメリット
- 本来養うべき反射や行動などの成長過程の機会を損なわせてしまう可能性がある
- 早い時期に長時間使用することでの足腰への負荷
- 赤ちゃんを一人で遊ばせる時の思わぬ事故の可能性
- 手が届く範囲が広くなることによる危険性
デメリットとして挙げられるのはやはり、早い時期から歩行器を常用することによる、赤ちゃんのハイハイや歩く、転ぶといった成長過程を学習する機会の減少です。
また、歩行器は歩くのをサポートしてくれはしますが、その分自力で立ったり歩く本来の発育(足・腰・関節・筋肉)にも影響がある可能性も指摘されています。
また、一人で遊ばせられるということは、目を離した時に思わぬ事故(転倒や落下事故、テーブルの上の物を誤飲してしまうなど)につながる可能性もあるので、使用する際には目が届く範囲での使用に限るというのが大前提とされています。
歩行器は使った方が良い?
僕らの親世代の時は歩行器は歩くのを早くするのに役立つと考えられてきた時代もあり、保育園でも利用されてきた歴史があります。
ただ、近年ではデメリット部分に対する懸念もあり、本来の歩くのを促すといった目的ではなく、ママの育児をサポートするアイテム、赤ちゃんの遊び道具として用いる使い方で利用されるご家庭が多い傾向にあるようです。
うまく活用することで、ママの育児サポートにもつながり便利な面も多いので、あくまで成長過程に影響を与えない範囲(長時間の使用は避けるなど)でデメリットや使用時の注意点を把握した上で取り入れるのがおすすめな点が多いです。
我が家の赤ちゃんは歩行の練習には使わなかった
我が家の赤ちゃんは実際に一人座りやハイハイ、つかまり立ち、伝い歩きをし始めたそれぞれの時期に座らせてみましたが、思ったような行動はとらず、赤ちゃん自体も興味をそれほど持たなかったこともあり、歩く練習といった使い方はほぼゼロに等しいくらい使わずに、しばらく部屋の片隅で放置状態でした笑
たまに気分を変えて遊ばせたい時などに座らせる程度と記憶しています。
歩けるようになってからの方が興味を持っている
ただ、1歳1ヶ月になった最近は歩行器自体に興味を持ちはじめた印象でテーブル部分のおもちゃで遊んだりすることも増えているので、座らせてみましたが、自由に動き回るといった行動はそれほどなく、歩行器からおろした方が素早くトコトコと歩き、転び、立ち上がり、また歩くといった感じです。
ですので、歩行器を使ったからといって、早く歩けるようになるとはそこまで感じていないのと、歩きだした時期も1歳前後で一般的な範囲でしたので、遅いとは感じていません。
逆にハイハイから、つかまり立ち、伝い歩き、そして初めての1歩、よちよち歩きとそれぞれの段階を見守ることで、成長を感じることができたので、個人的には歩行器での歩く練習などはしなくても良かったというのが個人的な印象です。
歩行器を試してみたい時はレンタル
実際に歩行器を育児のサポートアイテムとして試してみたいという方は多いと思いますが、実際に使う時期はそこまで長くありませんし、歩行器自体は安全面を考慮して、ガッチリとした作りで場所も取ります。
1回購入すると手放すも面倒ですので、短い時間試してみたいという時にはレンタルも選択肢に入れるのが費用的にもおすすめです。
最近は育児用品もお店が増えて安価で手に入れられるようになりましたが、安全面や使い勝手を考えると安ければ良いというわけにも行きませんので、レンタルでお試ししてみるのも良いと思います。
歩行器を選ぶ時のチェックポイント
もし歩行器を試してみたいという場合には
- 車輪のストッパーや落下防止といった安全対策が施されていること
- 歩行器としてだけでなく、椅子やテーブルとしても利用できる方が使い勝手は良い
- 椅子部分の高さ調節ができる
- テーブル部分の取り外しができる
- 折りたたんで収納ができる
といった点は最低限クリアしている歩行器を選ぶのが赤ちゃんの安全を考えると安心ですし、使い勝手も良いと思います。
まとめ
赤ちゃんの歩行器の使用は賛否両論あるものの、使っている方の声を見てみると、便利で助かっているという声も少なくありません。実際に育児をしている時に手が放せないということも多いので、うまく活用することで、毎日の育児をほんの少し楽にしてくれるという点は少なからずあると言えます。
ただ、基本としては赤ちゃんが楽しく座ったり歩いたりと遊べることが大切ですので、嫌がっている状態で無理やり座らせるというのはあまりおすすめできないかなと思いました。
個人的には歩く練習ではなく、遊び道具として楽しく使っていければ良いかと思います。