赤ちゃんに牛乳を飲ませるのはいつから?飲ませ方や牛乳の種類

こんにちはコースケです。
赤ちゃんの離乳食が3食になり、母乳や粉ミルクを卒業し、フォローアップミルクに移行する赤ちゃんも増えてきます。そして1歳くらいになると、そろそろ牛乳を試していこうかなと考えるママさんも多いのではないでしょうか。
我が家の赤ちゃんも離乳食では少しづつ牛乳を使用するようになってきていますし、最近は水分補給として牛乳を試すようになってきました。
実際に母乳や粉ミルクからフォローアップミルク、そして牛乳に移行するのに適切な時期はいつからなのか、これから牛乳を飲ませる機会も増えてきますので、アレルギーの心配などもあり、飲ませ方や牛乳の種類の選び方などについて、保育士さんのアドバイスや育児本で勉強中です。
赤ちゃんが牛乳を飲む時期の目安
一般的に赤ちゃんが牛乳を飲むのに適した時期とされているのは1歳くらいからというのが目安とされていることが多いです。そのかわり離乳食で食べられる食材が増え、回数も3回になり、消化する力が発達してきて、アレルギーが無い場合というのが基本と考えられているようです。
実際に厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドを見てみると1日の食事量の目安項目の中で
牛乳は離乳の進行(完了)状況に応じて個別対応。牛乳を与えるのは1歳以降が望ましい。
厚生労働省:授乳・離乳の支援ガイド
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-10.pdf
と記載されています。
ちなみに離乳食への牛乳の使用はもう少し早く生後9ヶ月くらいから多くなっているようです。
我が家の赤ちゃんの場合
我が家の赤ちゃんも離乳食の中でスープなどの材料として使用するのは離乳食の後期くらいから食べさせています。
そして1歳になった最近では、温めた牛乳を少しづつ飲ませてみながら飲んだ後の様子、便の状況を見ながら進めている所です。
牛乳と母乳・粉ミルクの成分の違い
牛乳は僕らが子供の時に沢山お世話になった健康にも嬉しい飲み物ですが、母乳や母乳を模して作られている粉ミルクとは成分内容には違いがあります。
カロリー自体はそこまで大きな違いはないものの、牛乳は母乳や粉ミルクと比較するとタンパク質が多く、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンといったミネラルも多く含まれています。
逆に母乳には炭水化物である乳糖が多く含まれているのも特徴です。
牛乳が1歳まで飲ませないことを勧められる理由
牛乳は仔牛にとっては必要な栄養が補給できますが、赤ちゃんにとって母乳の代わりにはならない違いがあるようです。
たんぱく質の消化気管への影響
健康に役立つイメージの牛乳ですが、上述した含まれる成分、特にたんぱく質がまだ消化器官が発達していない赤ちゃんにとっては負担がかかるというのが理由となっているようです。
牛乳アレルギーへの懸念
少しづつ食べられる食材が増えてくるころですが、牛乳は食物アレルギーの原因となってしまうお子さんが多いというのも無視できません。
あまり早くからの牛乳は体の中でアレルギー抗体を作り、アレルギー反応を起こしてしまう可能性があるとされています。
鉄分不足の懸念
母乳や粉ミルクは人間の赤ちゃんが生まれたばかりの時に必要な栄養が備わっている、いわゆる大人でいう主食の代わりでしたよね。
それに対して牛乳は成分的に栄養価は高いですが、母乳や粉ミルクのように赤ちゃんに必要な栄養を十分に補給できるわけではないという点もポイントで、特に鉄分に関しては不足してしまいがちになる原因にもなるとされています。
離乳食本でもカルシウムは鉄分の吸収を阻害するとあり、食べないのではなく、時間をずらして摂る、離乳食の献立を考えることが必要とされていました。
また、鉄はもともと吸収されにくい成分でもあり、食べられる食材が大人よりも少ない赤ちゃんの場合、鉄不足になりやすいのだとか。ちなみに母乳に含まれる鉄分は鉄結合性の糖タンパク質のラクトフェリンが含まれていることで、吸収率が高いという違いがありるようです。
そのため、離乳食がメインになる時期で母乳やミルクの量が減ってくると、離乳食の他に時間を置いて栄養補助の意味でのおやつなどで不足しやすい栄養を摂るというのが基本とされています。
母乳や粉ミルクが赤ちゃんに必要な栄養を補給できるのに対して、牛乳は栄養価は高いものの、赤ちゃんにとっては負担がかかる点もあるため、1歳からを目安に離乳食の進み具合を見ながら飲ませることで、様々なリスクを減らすことに繋がるわけですね。
1歳になって牛乳を飲ませる時の飲ませ方・準備
1歳になってその前から離乳食で使用する牛乳を含むメニューを食べても問題が見られないようなら少しづつ牛乳を飲み始める時期と言われます。(我が家は保育士さんとの会話で特に意識しました。)
実際に牛乳を飲ませる時のポイントとして
- 温めて飲ませる
- 飲む量は少しづつ
- 賞味期限には注意
といった点には注意する必要があるようです。
温めて飲ませる
大人でも冷たい牛乳を飲むのが苦手な方も多いですが、赤ちゃんにとっては冷たい飲み物はまだ負担もかかるため、人肌ほどに温めた牛乳を飲ませることで、消化吸収にも優しくなるようです。
飲む量は少しづつ
赤ちゃんが牛乳を嫌がらずごくごく飲んでくれるとしたら、親にとっては嬉しいですが、最初は少しづつ飲ませていくのが基本なようです。
1歳くらいの赤ちゃんの牛乳の摂取量目安は30〜50mlほどから始めて様子をみながら進めるように離乳食本にも記載されていました。
体にも問題が無いようで、牛乳に慣れてきたら1日200mlくらいから多くても400mlを上限として飲ませていくことを勧めています。
沢山飲ませれば良いということでは無いようですね。
賞味期限には注意
これは大人にも言えますが、牛乳も開封してしまえば冷蔵庫に入れていても細菌の繁殖も進み、品質自体も劣化していきます。
まだ、胃腸が未熟な赤ちゃんにとっては鮮度が下がった牛乳は負担がかかってしまいます。
飲ませる牛乳の種類は?
赤ちゃんに飲ませる牛乳は調整牛乳ではなく、成分無調整の牛乳からスタートさせるのをおすすめされています。
牛乳の種類には牛乳の他に特別牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳、成分調整牛乳、加工乳、乳飲料などがありますが、成分無調整は成分情報の種類別名称の欄に牛乳と書かれているものです。
ただ保育士さんと話していた中で、そこまで神経質になりすぎずに賞味期限に注意しながら温めて少しづつ飲ませていけば成分無調整の牛乳の他に牛乳から脂肪分をカットしている低脂肪牛乳でも大丈夫ですよというアドバイスももらいました。
まとめ
赤ちゃんにとっての牛乳は離乳食の栄養補助としての役割になり、これからお世話になるものですが、1歳前後の赤ちゃんにとっては急いで飲ませる必要は無さそうです。
離乳食の進み具合やアレルギーなどに配慮しつつ、赤ちゃんのペースで少しづつ飲んでいくのが安心ですね。
我が家の赤ちゃんも最近は牛乳と共にフォローアップミルクも併用していますので、少しづつステップアップしていくのかなと感じながら見守っています。