哺乳反射の行動|消失時期は?赤ちゃんの原始反射の種類

こんにちはコースケです。
ここ数回、赤ちゃんがママのおっぱいやミルクを飲む為に、生まれながらに備えている原始反射の行動についてご紹介してきましたが、今回はこの行動のまとめとして哺乳反射に含まれる赤ちゃんの行動とその意味や消失時期について書いておきたいと思います。
目次
哺乳反射とは?どんな行動?
哺乳反射は赤ちゃんが生まれた時から、無意識に一定の条件を踏むと反応する原始反射の一つです。
赤ちゃんが生きる上で欠かせないママのおっぱいやミルクを飲むために、生まれながらに備えているのが特徴です。
赤ちゃんはこの原始反射をママのお腹の中にいる時から身に付けており、小さな体でもしっかりとママの乳首に吸い付き飲みこむ行動が行えます。
哺乳反射はいつから身につけているの?
哺乳反射に含まれる各原始反射はママのお腹の中で、妊娠28〜32週くらいから見られるとされているため、早産の赤ちゃんでも、短い時間ながら哺乳を行うことができると言われています。
哺乳反射に含まれる原始反射の種類
哺乳反射は、いくつかの原始反射の行動によって成立しています。
主な哺乳反射の種類として
- 探索反射
- 捕捉反射
- 吸啜反射
- 嚥下反射
この4つの原始反射が含まれています。
探索反射(たんさくはんしゃ)
探索反射(たんさくはんしゃ)は赤ちゃんの唇、口の周りにモノが触れる、刺激を感じると、その方向に顔を向ける反射で、目が未熟な赤ちゃんが乳首の方向を見つけるのに必要な反射です。
探索反射とは?いつまで見られる?離乳との関係は?赤ちゃんの原始反射
捕捉反射(ほそくはんしゃ)
捕捉反射(ほそくはんしゃ)は探索反射によって乳首の方に顔を向け、口に加えこむ反射行動です。
捕捉反射と探索反射はルーティング反射や唇の追いかけ反射、乳探し反射などとも呼ばれている哺乳を行うための原始反射の一つです。
捕捉反射とは?赤ちゃんの原始反射の種類|母乳を飲むための哺乳反射
吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)
吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)は口と唇で加えた乳首を吸い込む反射で、母乳やミルクを吸い出すために反応します。
ママのみなさんは経験されていると思いますが、ものすごく力強く乳首を吸い込みます。
嚥下反射(えんげはんしゃ)
嚥下反射(えんげはんしゃ)は吸啜反射によって吸い出した母乳やミルクが口に溜まった時に飲み込む反射です。
32〜35週くらいになると短いながらにこれらの哺乳に関わる反射ができるようになると言われており、妊娠36週になると、十分な哺乳を行えるようになると言われています。
哺乳反射はいつまで見られるの?消失時期は?
一般的に生後4〜6ヶ月くらいになると、少しづつ赤ちゃんの意志で体を動かせるようになってくるため、反射が弱まると言われています。
まとめ
普段、何気なく行っている赤ちゃんへの母乳やミルクをあげる行動に対して赤ちゃんは生まれながらに生きる為の力を備えているというのが、改めて赤ちゃんってすごいなと感じますね。
特に早産な赤ちゃんでも、生きる為に哺乳をする力が生まれる前に準備されていると思うと、感動してしまいます。
これらの哺乳に関する原始反射が弱まってくると、次はいよいよ離乳食の時期がやってきます。
我が家の赤ちゃんは上手に食べてくれるのでしょうか?