出産後に働く女性が貰える育児休業給付金とは?期間や申請の仕方・支給について

こんにちわコースケです。
働く女性が出産を経て育児本番となる時期には出産手当などの他に、育児休業給付金があります。
働く女性にとっての出産は育児だけでなく、仕事・職場のことも考えながら過ごすことになります。
そして出産後は産休期間終了後も育児休業制度によって仕事を休むことになるかと思います。
ただこの期間に会社から給料が貰えない場合も少なくありません。この育休期間をサポートする制度が育児休業給付金制度です。
我が家の妻も出産後の育児休業期間にこの育児休業給付金を貰い、生活費を補っていました。
育児休業給付金の基本
育児休業給付金とは働くママさん(パパも取得可)が育児休業を申請した場合に条件を満たすことで生活保障として雇用保険から支払われるお金となっています。
育児休業給付金がもらえる条件・資格
育児休業給付金がもらえる条件・受給資格には
- 雇用保険に加入していること(65歳未満の方)
- 育児休業前まで2年間の中で1ヶ月に11日以上働いた月が12ヶ月以上あること
- 働く日数が対象の期間に毎月10日以下(10日を超える場合は80時間以下)
というのが基本条件とされています。
育児休業給付金がもらえない・受給資格を持たない人
逆に育児休業給付金がもらえない、受給資格を持たない人は
- 雇用保険に加入していない方
- 妊娠中に退職する・育休後退職をする方
- 育休を取得しないで職場復帰をする方
というのは受給資格を持たないことになります。ですので、自営業や専業主婦の方の場合には支給の対象外となります。
育児休業給付金でもらえる金額・計算方法は?
満1歳未満のお子さんを育てるために育児休業を利用する人が上記の条件を満たす場合に、育児休業前のお給料に対して180日目までの期間は67%、それ以降は50%が支給されるというが基本です。
例えば、平均して月に20万円の給料を貰っていた方の場合は育児休業開始から180日目までは月に13〜14万円ほど、その後は10万円が貰える計算ですね。
ただし、育児休業給付金には上限が現在42万6,900円と定めらていて、これを超える収入がある場合でも、上限金額の67%〜50%という計算になります。また休業期間中に賃金が支払われていると減額、もしくは給料の80%以上が支払われている場合には0円となります。
育児休業給付金をもらえる期間
育児休業給付金をもらえる期間についてですが、産休(約2ヶ月)が終わり育休を開始してから支給申請をするというのが一般的です。ただ、職場との兼ね合いですので、申請などに必要なもの、どんなタイミングで書類を用意するというのは職場の担当とも話をしておくのが基本ですね。
育児休業給付金がもらえる期間は、基本お子さんの1歳の誕生日の前日までです。ただ、以下の条件を満たすと期間を延長することができます。
育児休業給付金をもらう期間を延長できるケース
育児休業給付金が貰える期間は基本は子供が満1歳になるまでの期間が対象ですが、条件を満たし休業が必要な場合には1年6ヶ月まで延長が認められていましたが、平成29年10月から支給期間が2歳まで延長されることになりました。
※参考・厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク
延長できるケースは
- 認可保育園などの利用を希望しているものの申し込みをしても入所できない
- 病気や怪我、配偶者の死亡などで養育困難なケース
- 離婚などで配偶者が子供と同居しないケース
- 6週間以内に出産する予定もしくは、産後8週間を経過していない
などがあります。
育児休業給付金の支給
育児休業給付金の支給は2ヶ月単位で指定口座に振り込まれます。給料のように毎月ではないので注意です。
ちなみに妻はそれを勘違いしていたようです笑
実際には育児休業に入ってからすぐ支給されたわけではなく、職場からの申請などとの兼ね合いも含めて数ヶ月経過してから入金となったので、妻は通帳を記帳して「いつ入るのかな?・・」となっていた時期もあります。
そのため、育児休業給付金をあてにはしつつも、支給まではやりくりが必要だと思いました。
手続きの申請
育児休業給付金の手続き申請は通常は勤め先の会社が代わりに行ってくれることが一般的です。
申請には
- 育児休業給付金支給申請書
- 育児休業給付受給資格確認票
などの書類が必要です。こちらは自分で書く書類ですので、早めに職場とコミュニケーションを取りながら書類を事前に貰っておき、期限内に職場に提出することで、審査を終えた後に育児休業給付金が振り込まれます。
会社でやってくれないような場合には管轄するハローワークにて手続きを行うことになります。
※参考:厚生労働省HP「雇用保険制度・Q&A~育児休業給付~」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000158500.html
まとめ
育児休業給付金は育休を取る方にとってはありがたい制度です。
あと育児休業給付金は職場の手続きによって申請・審査・支給までけっこう時間がかかるのでそれまでの期間の生活をやりくりするのが重要です。いつ入るの!?なんて妻も不安になっていた時期もありましたが、会社によっては時間がかかってしまったりすることもあるようですので、育児休業給付金が貰えるとは言いつつもある程度の備えは必要だと思います。
ただ現在の日本ではまだ女性が育休を取るのが一般的で、男性も取得可能ではあるものの、中々浸透していきませんね。
男性は周りの目や兼ね合いといった面を非常に気にしますし、職場環境が許さないという雰囲気なのが現実です。僕の場合は支給資格が無いので、取得はできませんがこれから日本も男性の育休がもっとしやすくなってほしいなと保育園のお迎えなどでパパさんを見ると感じたりします。
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