医療保険(入院保険)とは?特徴や種類、選び方の基本

こんにちわコースケです。
医療保険(入院保険)は怪我や病気などをした時のための保険です。
出産後に育児をしていく中で大黒柱が怪我や病気などによって入院するといったことも起こりえます。
そんな時の備えとして役立つのが医療保険と言えます。子供が生まれてから保険の見直しをしていく中で保障の内容を検討する上でも重要なポイントとなっていて、現在、各生命保険会社でも人気が高いようです。
医療保険(入院保険)の基本
医療保険の基本は
- 契約者が怪我や病気によって入院・通院・手術などを受けた際に給付金が受け取れる保険
- 定期タイプ・終身タイプの保険期間がある
- 特約によって保障を手厚くカバーできる
- 死亡保障については保険によって少ないケースも
というのが基本となっています。
また医療保険からさらに特化した形で登場したのが「がん保険」です。こちらも医療保険に含まれ特約などにプラスすることも可能だったりします。
医療保険は身近な保険
日々の生活の中で起こりえる交通事故や病気など、万が一の出来事の中でも起こりやすいのが怪我や病気ですよね。
医療保険はこの日々の生活の中で起こりやすい状況に備える、生活の中では一番利用する機会が多い保険と言えます。
医療保険の保障は給付金が基本
怪我や病気によって通院や入院、手術を受ける時の備えが医療保険となるわけですが、この時に保険会社から支払われる代表的なのが給付金です。
入院給付金
保険の内容によって違いはありますが、入院することによって1日いくらといった形で保障されていて入院の日数によって給付金が増えていきます。
保険の内容によって入院が1日だけでも給付金が支払われるタイプや5日目からといった一定期間以上の入院を保障するタイプなどがあります。
また、入院期間も保険の内容によって変わるため、この部分は医療保険選びのポイントになってくる点です。
僕の父が以前、入院した際に母が「父の保険は入院5日以降から保険が出るタイプだから今の時代に合っていない」とぼやいていたことがありますので、やはり現実として契約しや保険によって保障のされかたが違うことがわかります。
手術給付金
入院以外に手術を受けた時に支払われる給付金です。手術の内容によって給付金の内容が変わるタイプや一律いくらといった形で給付金が支払われるケースがあります。
手術の保障対象は公的な医療保険の対象となる手術を保障する連動型が一般的です。
時代に合わせた保障
近年では基本の入院給付金、手術給付金という保障の柱の中で3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)ひや生活習慣病、先進医療、女性特有の病気などを手厚くカバーすることができる保険が登場しており、人気となっています。
医療保険は特約がポイント
医療保険にはメインの契約に加えて様々な特約を組み合わせて怪我や病気などに備えることができます。
特約を手厚くすることで保険料にも影響しますが、どれもあると安心な特約なので、自分に関係がある点については備えとして検討することが医療保険選びのポイントとなっています。
医療保険の主な特約
- 通院特約:怪我や病気によって通院をした時に特約
- がん特約:がんと診断、がんで入院、がん通院などのタイプに分けた特約
- 先進医療特約:厚生労働大臣が定めた高度な技術を用いた治療にかかる費用に対する特約
- 生活習慣病入院特約:生活習慣病に含まれる所定の病気に対する特約
- 三大疾病特約:がん・急性心筋梗塞・脳卒中に対する特約
- 女性疾病特約:女性特有の病気(乳がん・子宮体がん・子宮頸がん・卵巣がんなど)に対する特約
- 疾病退院後療養特約:一定期間以上の入院をした時の退院後に一時金が支払われる特約
- 災害割増特約:自然災害や不慮の事故などで入院・死亡・高度障害になった時のための特約
- 死亡・高度障害特約:死亡や身体障害になった時のための特約
- 健康祝金特約:所定の期間保険を使わない期間があった時に祝い金としてもらえる特約
現在はこれらを基本としながらも様々なタイプの医療保険が登場しています。最近だとソニー損保から登場した怪我や入院の時に健康保険や国民健康といった公的医療保険を使用した入院治療費(窓口負担3割分)を負担するZiPPiや、アフラックから登場した就業不能保険の給与サポート保険など入院や怪我に備えることができる保険が登場しています。
医療保険の保険期間は主に2種類
医療保険の保険期間は大きく定期タイプと終身タイプの2つに分かれます。
対して終身タイプは保険期間が一生涯保障となります。
定期タイプは保険料が割安で始められますが、更新ごとに保険料が高く他、更新ごとに保障の内容が小さくなっていくという面がありますので、一定期間の怪我や病気に備えて保障を厚くするのに適しています。
育児中のママ・パパさんにとっては子供が小さい時期の万が一に備えるという意味では保険料を抑えながら備えができるという点で活用することもできるメリットもあります。
対して終身タイプは保険料は定期タイプよりも高い分、保険料や保証内容が一生涯続くという点で長い期間の備えとして医療費に対するベースとしての保険という形で活用できます。
今から備えつつ将来の怪我や病気ということを考えた時に活用できるという面があると言えますね。
また医療保険には子供向け医療保険などもあり、子供の怪我や病気だけでなく、他人に怪我をさせたといった時にも保障してくれるタイプがあります。学資保険などにもこれらが付加されていることが多いですね。
掛け捨て・積立型
また、医療保険には終身・定期保険と同様に掛け捨てと積立型の保険が存在します。
積立型は満期を迎えた時の満期保険金、もしくは解約した時に解約返戻金などでお金が支払われるため、ライフプランとして医療保険をどのような位置づけにするかで選び方が変わってきます。
医療保険の選び方の基本
- 自分に合った特約が選べるか
- 入院給付金・手術給付金の日額
- 入院が何日目から支払われるのか
- 1回あたりの入院の限度日
- 手術に対する保障の内容
- 保険期間(定期・終身)
- 掛け捨て・積立型か
- 保険料の払込期間
これらを基本として保険会社の商品ごとに保険料や特約、サポート内容を比較することで選びやすくなります。また、入院や手術だけでなく、自宅療養や通院に対しての保障があるかといった点も現代の働き方を考えると重要な選ぶ際のチェックポイントになるかと思います。
まとめ
医療保険の基本についてまとめました。
子供が生まれて、保険外交員をしている親戚からながーい時間色々と説明を受けつつ、医療保険の大切さをレクチャーされ、資料も色々と置いていってくれましたが、実に多彩な保険が存在しますし、保障の幅も広がっています。
この内容を見る限り、個人で選ぶ前に、一度保険のプロへの相談は実際に受けた方が失敗は少ないと実感する現在の保険商品の多彩さと言えます。
死亡保険などと共に出産後に見直すことが多い医療保険は、日々誰もが起こりえる身近な出来事に対して備える保険と言えます。
しっかりと内容をチェックして自分にあった医療保険を見つけたいですね。