緊張性迷路反射とはどんな動き?消失時期と確認方法

こんにちはコースケです。
今回は赤ちゃんの原始反射の一つ、緊張性迷路反射(きんちょうせいめいろはんしゃ)についてのご紹介です。
赤ちゃんの原始反射は時期を過ぎると見られなくなる反射が多いので、最近は一つ一つ知る度に我が子でチェックしています。
緊張性迷路反射の役割や消失時期、赤ちゃんの反射の確認方法をまとめました。
緊張性迷路反射(きんちょうせいめいろはんしゃ)ってどんな原始反射?
緊張性迷路反射(きんちょうせいめいろはんしゃ)は赤ちゃんがうつぶせになった時に頭が下がると手足を曲げ、仰向けにして頭が後方に下がると手足が伸びて背中を反らせる反射のことを指します。
緊張性迷路反射は姿勢反射の一種で、人が姿勢を保ったり、平衡感覚を保ったり調整するために備わっている原始反射と言われる反射に含まれています。
ちなみに赤ちゃんをうつ伏せにして抱きかかえると頭が下がる方に手足を曲げる動きを「前方TLR」、赤ちゃんを仰向けにした時に頭が下がると手足が伸びる動きを「後方TLR」という2種類の呼び方があるようです。
赤ちゃんにとってはバランス感覚を養うための動きでもあり、生まれた時に重力に対して馴れていくのをサポートしている反射と言われています。
赤ちゃんを抱きかかえた時など、自然に見せている動きに含まれています。
緊張性迷路反射はいつまで見られるの?消失時期は?
緊張性迷路反射はうつ伏せの反射と仰向けの反射で現れる時期や消失時期が違うのが特徴です。
うつ伏せで手足が曲がる反射はママのお腹の中にいる時に備わっており、生まれて間もなくから見ることができ、一般的に生後4ヶ月くらいまでに消失するそうです。
そして、仰向けで体を反らせる、手足が伸びる反射は生後6週くらいから見られるようになり、消失時期は3歳くらいと原始反射の中でも長く見られるのが特徴です。
緊張性迷路反射の確認方法例
赤ちゃんの検診では、緊張性迷路反射を含む姿勢反射が正常に反応しているかを確認しています。
もしこの姿勢反射に異常が見られると、脳障害や脊髄の障害があるケースも考えられるそうです。
赤ちゃんが正常に緊張性迷路反射をしているのか気になる方は、いくつか確認方法があるので一つの例として参考にしてみてください。
- 前方TLRでチェック:赤ちゃんをうつぶせの状態で抱きかかえ、そのままゆっくりと前方に傾けて頭をさげた時に、体を丸めるような動きをするか?
- 後方TLRでチェック:赤ちゃんを仰向けの状態で抱き、頭の方に傾けた時に、体を後ろに伸ばすように反らすか?
赤ちゃんの発育に関する本を読んでいて、気になる反応として書かれていたのが、
前方TLRでチェックをした時に、うつぶせに抱っこして前方に傾けると逆に後ろに身体を反らす。
後方TLRでチェックをした時に、仰向けに抱っこをして頭を傾けると前に向けて身体を丸める。
こういった場合は少し様子を見つつチェックしていく必要があるかもしれないとのことです。
何度やってみても、正常な反射の動きが見られない時にはかかりつけのお医者さんや育児相談で状況を説明してみることを勧められています。
このチェックは乳児3ヶ月検診のチェック項目にもなっています。
まとめ
緊張性迷路反射は抱っこをしたりミルクを飲ませたりする時に赤ちゃんがする動きなどでも見ることができますね。
↓ウチの赤ちゃんが生後1~2ヶ月くらいの時の仰向けで体を反らせている様子
これが当てはまるかはわかりませんが、反らせていますね。
緊張性迷路反射を知ってからウチの赤ちゃんでチェックしてみましたが、生後5ヶ月になっているため、うつ伏せの反射は薄い?か見られませんでした。逆に仰向けの反射は首が座っておき上がってバランスを取ろうとし、足が伸びていました。
皆さんも気になったらチェックしてみてくださいね。