赤ちゃんの股関節脱臼とは?チェック方法や注意点

こんにちはコースケです。
先日、赤ちゃんの4ヶ月検診に行ってきたのですが、その中で股関節脱臼についてのチェックがありました。
今回のチェックでは問題は無かったのですが、体が少しづつ活発に動き出し始めるこのくらいの月齢時期は気付かない内に何かの拍子に股関節脱臼を起こしてしまうケースもあるようです。
今回はそんな股関節脱臼について調べてみました。
保健センターから、しおりも貰ったので、チェックする点や注意した方が良い点について書いておこうと思います。
赤ちゃんの股関節脱臼の症状
赤ちゃんがなりやすいと言われる股関節脱臼は、文字通り、股関節部分が何らかの理由によって外れてしまう状態です。
生後3〜4ヶ月くらいになりやすいと言われており、定期検診ではチェックを行います。
赤ちゃんがなりやすい主な股関節脱臼の種類
赤ちゃんがなりやすい主な股関節脱臼の種類は3つで
- 股関節完全脱臼
- 股関節亜脱臼
- 発育性股関節形成不全(臼蓋形成不全)
この3つが赤ちゃんがなりやすい股関節脱臼と言われています。
股関節完全脱臼
股関節完全脱臼は文字通り股関節が外れてしまう脱臼で、骨盤と足の骨の空洞と球状の骨部分がはまっていない状態です。
通常は外れない仕組みとなっていますが、まだ発達が未熟な赤ちゃんの場合は負荷がかかった際に外れてしまいやすいと言われています。
股関節亜脱臼
股関節亜脱臼は股関節が外れかかっている、グラグラとしている状態で、症状が進むと股関節完全脱臼となってしまう場合が多いと言われています。
発育性股関節形成不全(臼蓋形成不全)
発育の過程で骨盤の空洞と足の骨の球状の部分の大きさは少しづつ変わって行きますが、発育の状況によって、この空洞と球状の部分が合わない状態となり、股関節の障害や脱臼に繋がる症状です。
保健センターでもらった資料によるチェックポイント
保健センターでの検診時に股関節脱臼に関するしおりを貰いました。
このしおりの中で股関節脱臼かどうかを日々チェックするときのポイントについてご紹介します。
- 股関節の開きが悪い
- 股関節付近で音がする
- 太もものしわが非対称
この3つが記載されていました。
実はウチの赤ちゃんは太もものしわが若干非対称になっていると、このしおりを貰って帰ってきてからチェックした妻が気付きました。
ただ、今回は股関節脱臼の兆候は無いとのことでしたので、今後も注意深くチェックしていきたいと思います。
他にも
- 両ひざを立てる高さが違う(脱臼している方の足が低くなる)
- 両足を伸ばした時に足の長さが違う(脱臼している方の足が短くなる)
- 歩き始めるのが遅い・足を引きずるように歩く
- お腹や首のしわの寄り方に偏りはないか
といったチェックポイントがあるようです。
股関節脱臼の原因となりやすい行動と注意点
赤ちゃんのオムツ替えの時に足を伸ばした状態で行うことで、股関節に負荷がかかり、戻る時にズレてしまうというのが習慣となり、その結果、脱臼へと繋がるケースがあるようです。
抱っこの時はコアラ抱っこが望ましい
こちらも保健センターのしおりに記載されていたのですが、赤ちゃんを抱っこする時は出来るだけ正面抱きでコアラ抱っこ(足が開くように抱っこする)が望ましいようです。
スリングは便利なアイテムですが、赤ちゃんの足が伸びてしまうことで、負荷がかかる場合もあるので、注意が必要とのことです。
寝ている時の姿勢に注意
赤ちゃんが寝る時の体勢はM字開脚が基本で、どちらかに向き癖(片方の足が立ち膝になる癖)がある場合には、タオルなどを下に入れて体を持ち上げてバランスを取ってあげることで、向き癖による影響を軽減できるとのこと。
オムツや洋服で動きが制限されないように注意
オムツや洋服を着せた時に足がM字に開けないような付け方は股関節の自由が妨げになる可能性があるので、注意が必要とのことです。
赤ちゃんに自覚が無いため発見が遅れやすい
また、亜脱臼を起こしている状態は赤ちゃんに痛みを感じないことが多く、発見が遅れてしまうケースもあるため、普段の生活の中でママやパパがチェックすることが必要です。
まとめ
生後4ヶ月くらいになると、うつ伏せにすると顔を持ち上げたり、手を前にだしてハイハイの前兆のような動きをし始めますよね。
また、ソファーなどに座りながらお腹の上に座らせると足を突っ張るなど少しづつ力がついてきているのを感じられることが多くなります。
体を持っていると自分の足に力を入れて支えようすることもあるので、注意したいですね。
気になる兆候がある時には、最寄りの保健センターや整形外科で相談する必要があります。