布おむつのメリット・デメリット|本当におむつが外れるのは早いの?布おむつ育児の体験談

赤ちゃんが生まれてからトイレで用を足せるようになるまでお世話になるオムツ。
紙おむつを使っている赤ちゃんが多いですが、最近では昔からある布おむつをあえて使っているママさんも多いですよね。
布おむつを使うとオムツが外れるのが早いという話はよく聞きますが、実際にはどうなのか?これから赤ちゃんが生まれるママにとっては気になる所かなと思います。
早くオムツが外れるのはお財布的にも助かりますし、保育園や幼稚園に通い出す時にも心配事が一つ減ります。
我が家の2歳の息子は1歳から紙おむつと布おむつを併用しています。そんな息子のトイレ事情やオムツが外れそうな兆候はあるのか?
実際に布おむつを使ってみて感じるメリット・デメリットについてお話したいと思います。
我が家の子供の布おむつ歴と使用状況
まず我が家の息子は保育園が布おむつを採用しているため、1歳から朝の登園から夕方の帰宅までは布おむつを履いて過ごしています。
トイレの進行状況としては自分でトイレに行きたいと伝えることもあれば、遊びに夢中になってそのままおもらしをしてしまっている感じです。
毎日お迎えに行くと、その日の汚れ物を回収するのですが、日によってトイレが上手にできた日、出来なかった日があります。
汚れ物を入れておく箱がおいてあるトイレのスペースに一日のトイレ状況が書いてある管理用紙があるのですが、息子だけでなく他の子もすでにトイレでできている子、息子と同じく上手にトイレができた日、出来ていない日があるという感じですね。
保育園での布おむつの履き方
1歳児クラスの時は布パンツの中に輪型布を折っておしっこなどを吸収する布おむつを挟んでセットした状態で履かせます。
布パンツを布おむつカバーのように使っているんですね。
2歳児クラスになるとトイレが言えるようになってくるお子さんの場合は布パンツだけを履いて布おむつはセッティングせずに使っているようです。(息子はまだです。。)
息子が通う保育園での布パンツと布おむつのセッティングをご紹介します!
布パンツと輪型布です。
輪型布は柔らかい布なら何でも良いと思いますが、ベビー用品店などで5枚〜10枚セットで販売しています。
布パンツにセットする時には、輪型布を3枚折りにします。
その後に半分に折ります。
さらにもう一度折ります。
この状態になったら布パンツにセットします。
このようにおしっこをした時に吸収させるためにセットします。
紙おむつよりは持ちませんが、1〜2回ならズボンまで濡れずに入れるかと思います。
保育園ではどれくらい布おむつを使ってる?
保育園では家庭によって違うと思いますが、毎朝5〜6枚の布おむつをストックしておきます。
1歳児クラスの時は毎日4〜5枚は使っていたと思います。(保育士さんの交換頻度にもよる)
2歳児クラスに上がると、お子さんによってはトイレに行けるようになることもあり、使用数は減ってきますが、息子の場合は少ない時は布おむつ交換無し、多い時で3枚くらいという感じです。
布おむつ・布パンツを履かせるメリット・デメリット
完全な布おむつ生活ではありませんが、約2年ほど布おむつ・布パンツを使用してきて感じるメリットとデメリットについてご紹介したいと思います。
布おむつを履かせるメリット
- おむつ代は紙おむつよりも経済的
- おしっこやうんちをしたのがわかりやすい
- 子供の排泄への認識が早くなる
- トイレで用を足すことを促しやすくなる
おむつ代は紙おむつよりも経済的
おむつ自体は紙おむつを購入するよりも安く済みます。
布と布パンツ自体は一回購入すれば洗濯できます。また紙おむつはゴミが増えますし、うんちをした紙おむつはうんちの処理をしないと匂いが出るので、それらの後処理が少ないと思います。
紙おむつは64枚でネットでは1200円弱となり、1日に赤ちゃんの時で6回〜、1歳以降も4〜5回は最低使うので、あっという間に無くなるんですよね。それを考えると布おむつは2年ほどでも初期費用分で長い期間使えるので、おむつのお金だけ見るととても経済的です。
おしっこやうんちをしたのがわかりやすい
布おむつは紙おむつのように吸収性が低いため匂いや子供の様子でおしっこやうんちをしたのがわかりやすいです。
おしっこやうんちをして交換までの時間が長いとおむつかぶれになることもありますので、この点は布おむつはわかりやすいと思います。
また、子供に「おしっこ出たの?」といったトイレに関するコミュニケーションが自然と増えるのも良いと思いました。
子供の排泄への認識が早くなる
最近の紙おむつはとても良くできていて、おしっこをしてもすぐに吸収してくれるため、子供が全然気持ち悪くならないんですよね。そのため、たっぷりおしっこをしていても平気な顔をしています。
赤ちゃんの時もおしっこをしておむつが気持ち悪いのかな?ということは少なかったように思うくらいよく出来ているんです。
対して布おむつや布パンツはとにかくおしっこやうんちをしたら違和感があり、濡れて気持ち悪くなります。
これによって子供もおしっこやうんちが出たことを理解しやすくなりますので、自分からおしっこをしたということを伝えやすい状況になっていくと思いました。
トイレで用を足すことを促しやすくなる
2歳を過ぎるとトイレをしたいか聞くと答えてくれるようになります。その時に布おむつを履いていると、「おしっこ出たら濡れて気持ち悪くなっちゃうからトイレに行こう!」と誘いやすくなります。
布おむつを使うデメリット
次に布おむつを使うデメリットについてもご紹介します。
- とにかく洗濯が大変
- 匂いや衛生面
- 肌のかぶれがおきやすい
- 洗濯の頻度で考えるとコスト的に安いとは言えない
- おむつが外れるのが早いかは子供次第
という点が特に感じるポイントです。
とにかく洗濯が大変
これは布おむつを使うママさん全員が感じていると思います。。
布おむつは汚れてしまうと洗わないと使えませんし、吸収性が低いため交換が早いです。紙おむつのように使い捨てでストックがたくさんある状態なら良いですが、布おむつはある程度の数を使い回すことになるので、洗濯はサボれなないのが大変です。
保育園に通っている時間だけ布パンツを履かせていても毎日布パンツ、布おむつを4〜5枚、一緒に汚れてしまうことが多いズボンやシャツなど、洗い物がとても多いです。
この洗濯問題で布おむつを挫折するママさんは多いと思います。
子供の洋服などの洗濯が布おむつによって1回増えるくらいというイメージですが、この1回って共働きで忙しいママ・パパさんにとっては大変な気もします。
匂いや衛生面の問題
洗濯が滞って洗い物が溜まってくると、アンモニア臭がキツくなってきます。また、しっかりと洗っておかないと、洗濯をしても匂いが残ることもしばしば、、
我が家では手洗いをしてから洗濯をしますが、他の洋服とは別に布パンツと布だけを洗濯しないといけないのも大変な点です。
肌かぶれがおきやすい
布おむつは紙おむつと比べると吸収性が低いため、おしっこを含んだ布による肌への刺激も多くなります。
そのため、ママさんは常におしっこをしていないかチェックをしてあげながら、肌の状態もチェックしなくてはいけません。
息子も夏などは保育園から帰ってくると肌が赤くなっていることが多かったです。
紙おむつではそこまでおむつかぶれになっていなかったので、やはり布おむつはこまめに交換しないと肌かぶれになりやすいと思います。
ですので、布おむつは赤ちゃんも気持ち良いという意見はちょっとだけ疑問に感じたりしますし、今の紙おむつは高性能ですよ。
洗濯の頻度で考えるとコスト的に安いとは言えない
子供が生まれると洗濯物が増えるのは経験されているかと思いますが、布おむつを使うとされに洗濯物が増え、洗濯回数も増えます。
上でお話しているように、汚れ物ですので通常の洗濯物とは一緒に洗いづらい点もあります。
そのため嫌でも洗濯の回数が増えてしまいます。
紙おむつは洗濯の必要は無いので、購入したら終わりですが、布おむつの場合は布おむつ・布パンツ、ズボン、シャツなど、布おむつだけが汚れるわけでは無いんですよね。
これを考えると水道代や洗剤などのコストで考えると紙おむつを使い続けるよりは経済的ですが、この点をどう感じるか?という気もします。
おむつが外れるのが早いかは子供次第
よく布おむつの子供はおむつが外れるのが早いといいますが、おむつが外れる時期は子供によってそれぞれです。
2歳以降、子供も自我が出てきますので、トイレに誘っても行きたがらないことも多いですし、おしっこをして汚れていても全然言ってくれないことも多いです。
イヤイヤ期真っ只中の子供が素直にオムツ交換をしてくれることは少ないですよね。。
ですので、おしっこをしたという意志表示やトイレでおしっこをするといった感情はお子さんの性格や環境に左右されると思います。
保育園ではトイレでする習慣が多いため、トイレに慣れるのが早いと思うので、保育園に行っていないお子さんの場合はママさんのトイレへの促しなどの努力も必要になってくると思いました!
布おむつ・布パンツ育児であると便利なものは?
ここまで布おむつ・布パンツについてメリット・デメリットについてお話しましたが、実際に布おむつ・布パンツ育児をする時に必要な物、あると便利なものを紹介しておきます。
布オムツ
布オムツには長方形の布を使う場合以外に
- 輪形布おむつ:輪状に布を縫い合わせた昔からある布おむつの定番です。吸収性が低いため交換のタイミングはシビアになりますが、洗濯で乾くのが早いのがメリット
- 成形布おむつ:おむつカバー・お尻の形に合わせて作られたタイプで吸収量もあり、布おむつ派のママさんから人気があります。
- 一体形布おむつ:布おむつと布を包むカバーが一体形になっているおむつで紙おむつのような形で海外製品が主流になっています。
これらの種類があります。洗って使うことを考えると輪形か成形タイプの布おむつを使っているママさんが多いですが、一体型オムツも手に入りやすくなってきています。
最初に用意する分としては輪型の布おむつを30枚以上は必要かなと思います。そして布おむつカバーも5枚くらいあると余裕があるかなと思いました!
布おむつカバー
布おむつを固定するためのカバーです。
外ベルトタイプと内ベルトタイプがあり、最近人気なのが、ワンサイズでテープ部分を調整することで月齢、年齢に合わせて使っていけるのが人気です。
布パンツ
2歳〜3歳くらいになると紙おむつ、布おむつから布パンツに移行してトイレトレーニングを勧める時に使います。
無くても良いですが、我が家のように保育園で必要になって使いつつ、今後のオムツが外れる時期に使えるパンツです。
汚れた布おむつを入れておくバケツなど
汚れた布おむつは匂いも出るので、通常の洗濯物とは別にしておく必要があります。
その時に汚れ物を入れておくのに蓋付きのバケツがあると衛生的です。
まとめ
布おむつのメリット・デメリットについて、我が家の体験を元にご紹介しました。
個人的には布おむつを使うなら、ママさんに時間が必要だと思いますし、パパさんも一緒に取り組んでいかないと大変な部分があります。
我が家の場合は布おむつメインでは無いものの、紙おむつだけでは無い分、冷静に布おむつと紙おむつ両方のメリット・デメリットに触れていますので、一つの体験談として参考にしてみてください。
僕も布おむつを手洗いして洗濯をして〜というのも妻と一緒に2年経験しましたが、赤ちゃん時期は無理せず紙おむつに頼った方がママ・パパさんの負担も少ないのでは?と感じます。
1〜2歳くらいになってトイレトレーニングの一貫として始めるという取り入れ方など、あまりこだわりすぎずに試してみるのがストレスが少ないと思いました!