調乳ポットの必要性と選び方【ミルク作りを楽にしてくれるおすすめ7選】

調乳ポットはミルク育児をしているママさんにとってミルクの準備を簡単にしてくれる便利アイテムの一つです。
でも実際に購入するとなると、本当にミルク作りのためだけに調乳ポットは必要なのか?気になりますよね。
他のアイテムで代用できるのでは?と感じる人もいると思います。
我が家では、電気ケトルを持ってましたが、子供が生まれた時に調乳ポットを購入して、ミルク卒業まで使用しました。
今回はミルク作りに調乳ポットは必要なの?という疑問や、選び方、実際に調乳ポットを使った僕自身の体験を元に、調乳ポットのおすすめもご紹介します。
調乳ポットにもメリット・デメリットがありますので、その点もわかりやすくお伝えしたいと思います。
調乳ポットは本当に必要なもの?
調乳ポットはお湯の温度をミルク作りに最適だと言われている70度で保温してくれるのが特徴です。(機種によって少し違いがある)
そのため、お湯を用意しておけば、ミルクをすぐに作ることができ、電気ポットよりも容量が小さく、ミルクを作るのに適したサイズや機能を備えています。
ミルク作りで毎回お湯を沸かして準備するというのは、夜中のミルクや赤ちゃんが泣いている時には時間もかかってしまいます。
眠たい時に火を使ってお湯を沸かすというのも、万が一のことを考えるとちょっと不安になります。調乳ポットはすぐミルクが作れるという点がメリットで、個人的にはミルク育児をしている家庭では、1日に8回以上ミルクをあげる必要がある新生児時期などは特に重宝すると思います。
ただ、調乳ポットは必要なのか?という点ですが、もちろん調乳ポットがなければダメ、調乳ポットで無ければダメということはありません。
他のページでもご紹介していますが、電気ポットや電気ケトルなどを活用すればミルク作りの手間を減らすことができます。
ですので、電気ポットや電気ケトルなど、お湯を沸かす・保温するといった時に使える機器を持っていない時の選択肢になると思います。
調乳ポットのメリット
- お湯を用意しておけば、ミルク作りに適したお湯の温度に電気ケトルよりも長時間キープしてくれる
- 常にお湯が用意されているのでパパにもミルク作りをお願いしやすい
- 容量が600〜800mlと少なめなので水の無駄が減らせる
- 火を使わない
- 夜間の授乳時にミルク作りの工程が減らせるのが良い!
調乳ポットのデメリット
- ミルクを卒業すると使わなくなることが多い
- お湯を保温するため電気代がかかる
- 機種によっては可動している時のカチっという音や作動音などが気になる人がいる
- お手入れが必要
実際に調乳ポットを使用していた体験からデメリットをお伝えするとしたら、調乳ポットは他のアイテムでも代用ができる所、そして機種によって稼働音が気になってしまう人がいるかもしれないという点です。
我が家ではピジョンの調乳ポットを使っていましたが、沸騰・保温機能が付いているため、ミルク作り自体はとっても楽になったのですが、お湯を準備している間「コポコポ」「カチ」といったお湯を瓶内に溜める音やサーモスタットの音がなります。
この音は育児中で疲れている女性にとっては気になる人も多いですし、赤ちゃんも、カチっという音などに反応して起きて泣いてしまうということもあるので、この点は購入前に知っておいてほしいと思いました。
調乳ポットは便利ですが、万能ではないということですね。
調乳ポットの基本的な機能
調乳ポットの基本的な機能は
- 保温機能のみのタイプ
- 沸騰・保温機能を備えているタイプ
保温機能のみのタイプはお湯を事前に沸かしてから、調乳ポットに入れておきますが、沸騰・保温機能付きの場合は水を入れておくだけで沸騰をした後に70度の温度にキープしてくれます。
調乳ポットの機種も増えていますが、機能の違いとしては、沸騰までの時間や温度設定の調整、保温時間といった点で特徴が変わってきます。
調乳ポットの選び方
調乳ポットを選ぶ時には
- 保温のみか沸騰から行えるタイプか?
- お湯の容量が希望に合ったものか?
- お手入れのしやすさ、衛生面
- 希望する置き場所に合っているか?
- 使用する期間はどれくらい?期間に合った価格か?
まずはこの点をチェックしておくことをおすすめします。
上記の点を含めて実際に使っていて考慮した方が良いと感じた点についてご紹介します。
保温機能のみか沸騰機能付きならどっちがおすすめ?
調乳ポットには保温機能のみと、沸騰機能も備えている機種があります。
まずどちらがおすすめか?と言うと、個人的には沸騰機能付きの方が楽だと感じました。
その理由はやはり、準備の手間が簡単だからという所ですね。家事が苦手な男性でもお湯を入れておくだけで良いので、ママが手を離せない時にもお願いしやすくなります。
ただし、沸騰機能付きは保温機能のみよりも価格が高い傾向にあります。
ミルク作りに適した温度になるまでの時間をチェック
ミルク作りに使用する時でも調乳ポットは何回かお水を交換することになります。沸騰機能付きの場合、お湯を適温に保つまでに時間がかかりすぎると、準備の時間を逆算する必要があるので、適温になるまでの時間はできるだけ早い方が良いですね。
ミルクの量や回数に合わせたサイズ
母乳とミルクの混合の場合はミルクの回数自体が少なくなるので、容量は少なめでも良いと思います。1回で200mlほどで足りると思います。
逆に完全ミルクの場合は作り置きもしたいので、800mlくらいの容量があると、午前中、午後、夜間といったタイミングでお湯の準備をしておくことができると思います。
安全性のチェック
調乳ポットは高温のお湯が入っている状態ですので、万が一倒れたりした時のこと、もしくは倒れにくさにも配慮されていることもチェックしましょう。
特に赤ちゃんの他に小さなお子さんがいる場合など、いたずらで触ってしまうということもあるので、容器部分が熱くなるタイプなどは気を使う必要があると思います。
お手入れしやすい形で掃除がしやすいのがおすすめ
お湯を沸騰、保温する調乳ポットは、お手入れしやすいかも重要です。特に内部までしっかりと洗いやすいかは重要です。
ボトル部分の間口や、沸騰付きの場合は、内部のお手入れなどがしやすいこともチェックしておきたいです。
他にも保温状態でお湯を作り置きするので、ホコリなどが入らない、フタがしっかりとできる調乳ポットをおすすめします。
調乳ポットは赤ちゃんのミルクに使うものなので、パーツがシンプルで洗いやすいかなど、衛生的に保てることが大切です。
この点は実際に店頭などで触れてみることをおすすめします。
夜間のミルクに使える音の小さいものは重宝する
調乳ポットの置き場所にもよりますが、ご家庭によっては、いつもの寝室ではなく、リビングで赤ちゃんと過ごし、寝るというママさんも多いです。
その場合、上述したように調乳ポットの稼働音が気になってしまうことがあるので、この点は店頭でスタッフに確認してみると良いと思います。
ただ、無音ということは無いので、どれくらいの音なら妥協できるかという点になってくると思います。
購入を迷ったらまずはレンタルで試す?
育児用品は期間限定で使うものが多いため、育児用品のレンタルをしているショップなどもありますよね。
中には調乳ポットもレンタルできるショップもあるので、短い期間のレンタルで試してみるのも良いかと思います。
ただし、レンタルの場合は機種が選べないことがあるので、気になっている調乳ポットを試せない場合は、調乳ポットの使い勝手を知るという感じで試すのが良いかもしれません。
調乳ポットのおすすめ7選
実際に調乳ポットを使った経験のある、コースケがおすすめだと思う、調乳ポット7選をご紹介します。
ご家庭のライフスタイルによって使い勝手が変わってくると思いますが、どれも使っているママさんから評判が良いです!
ピジョン調乳ポットかんたんミルクづくり
※画像出典:amazon.co.jp
- amazon参考価格:6,045円 (税込)
- 本体サイズ:22.2×13.6×23cm
- 容量:700ml(目盛600ml)
- 機能:沸騰・保温
我が家でもお世話になったピジョンの調乳ポットです。沸騰・保温機能を備えているので、水を入れておくだけで、ミルクに適したお湯を作って長時間保温してくれます。
200mlくらいのお湯なら3分もあれば準備できるので、お湯を入れ忘れていたりしても、すぐにミルク用のお湯が作れます。
スイッチを入れて水を注ぐだけという機能のシンプルさも高評価です!容量も約600ml作れるので個人的には月齢が低い赤ちゃんがいる家庭で重宝すると思います!
combi 調乳じょ〜ず 70HW
※画像出典:amazon.co.jp
- amazon参考価格:3,748円 (税込)
- 本体サイズ:9.5×17.2×19.5cm
- 容量:800ml
- 機能:保温
保温機能のみの調乳ポットですが、使いやすさが抜群です。沸騰機能が無いかわりにガラスポット自体を電子レンジで温めることができるのも便利です。
容量も800mlあるので、ミルク回数が多くても大丈夫。お湯を入れておくだけでいつでも調乳に適したお湯を保温しておいてくれます。
ガラスポットをセットする本体部分は安定性もあり、全体を覆っているので子供が興味本位で触れてしまっても火傷の心配が無いのが良いです。
PIPBABY マイコン調乳ポットミルクタイム
※画像出典:amazon.co.jp
- amazon参考価格:9,650円 (税込)
- 本体サイズ:16.5×22×24cm
- 容量:800ml
- 機能:沸騰・保温(温度切り替え付き)
沸騰と保温機能付きでボタンを押すだけでカルキ抜き沸騰ができ、調乳に適したお湯から95度の高温まで保温可能な調乳ポットです。
再沸騰もボタンひとつでできるのと、ガラス容器を本体から外すと自動で保温がオフになるのも便利です。空焚き防止機能がついているのも良いですね。
お湯が準備できるとメロディが鳴るのですが、この音は切って使うこともできます。
95度までお湯の保温ができるので、大人のコーヒーやお茶にも使えるため、ミルク卒業後も使いやすい点が口コミでも人気です。
桧山製作所 調乳ポット
※画像出典:amazon.co.jp
- amazon参考価格:4,369円 (税込)
- 本体サイズ:18.1×17.5×15.9cm
- 容量:800ml
- 機能:保温
機能は保温のみですが、耐熱ガラス仕様や食器洗浄機にも対応など、使い勝手が良いのが特徴です。
ポットの口も広めなので、中が洗いやすいのも良いです。シンプルな機能と扱いやすさでたっぷりのお湯を準備できます。
ただ、口コミでは保温状態になるとカチっという動作音が鳴るため、夜中にリビングで赤ちゃんと一緒に寝ている人にとっては気になる人にはおすすめできないかもしれません。
赤ちゃん本舗 ポットde調乳
※画像出典:amazon.co.jp
- amazon参考価格:5,980円 (税込)
- 本体サイズ:18×23.6×17.8cm
- 容量:800ml
- 機能:保温
ベビー用品の老舗メーカーである赤ちゃん本舗の調乳ポットです。保温のみの機能ですが、安全性や品質面にこだわった日本製という点が他のメーカーとの違いです。
JET(財団法人 電気安全環境研究所)からの安全適正基準・品質検査基準をクリアするなど、赤ちゃん用品を販売してきたメーカーならではのこだわりと言えます。
日本育児 クールツイスター
※画像出典:amazon.co.jp
- amazon参考価格:2,800円 (税込)
- 本体サイズ:10×高さ12.5cm
- 容量:210ml
- 機能:適温調節
ミルク作りに適したお湯がすぐに準備できるのが魅力のドイツ製調乳ポットです。
他の調乳ポットと違い、保温や沸騰機能はなく、冷水を入れて冷蔵庫で保管しておき、使う時に専用カップでお湯を入れてから粉ミルクを準備した哺乳瓶にセットすると、冷水を使って冷却されたミルクに適したお湯が注がれるというちょっと変わった仕組みです。
お湯の温度は約40・50・60・70度の4段階に設定できるので、お好みのお湯の温度を利用できます。
保温や沸騰が出来ない代わりにお湯を入れることで適温のお湯が準備できるので、保温待機中の電気代もかからないのがメリットです。
combi 調乳じょ~ずEX
※画像出典:amazon.co.jp
- amazon参考価格:12,800円 (税込)
- 本体サイズ:19.5×17.2×19.5cm
- 容量:800ml
- 機能:保温・ボトルウォーマー
調乳ポットとプラス、哺乳瓶を温めておくボトルウォーマー機能を備えているのが特徴です。
調乳ポットの保温だけでなく、哺乳瓶を3本までセットできるので、沸騰したお湯を哺乳瓶に入れておくだけで適温までキープしておいてくれます。
フードを被せてセットしておくので、ホコリの心配もありません。
夜中にすぐミルクを作りたい時にも粉ミルクを入れるだけで準備できます。
ガラスポットは電子レンジにも対応しているので、用途に合わせて使い分けできるのが便利です。
ただ、価格がちょっと高いのがネックです。。
調乳ポットのお手入れ方法
調乳ポットは赤ちゃんに使うお湯を作るアイテムですので、衛生面はしっかりと保ちたいです。
お手入れは毎日行いますが、機種によってお手入れがし辛い形もありますので、この点は購入時にチェックしましょう。
洗う時にはポットの傷に注意
ポットに付着する白い汚れはクエン酸で洗う
調乳ポットを使っていると、ポットの底や内側に白い結晶が付着することがあります。これは水道水に含まれているミネラルなどの成分が結晶化したもので、害は無いものの、見た目的にも気になりますよね。
そんな時にはクエン酸を試すのがおすすめです。クエン酸を指定量入れて、1時間弱浸け置きしてからスポンジで洗うと落とすことができます。

お湯は毎日交換する
お湯の作り置きができる調乳ポットですが、衛生面を考えてお湯は毎日交換するのが基本ですね。
ついやってしまいがちなのが、お湯の量が少ない時に継ぎ足しをして使い続けるのもあまりおすすめできません。
哺乳瓶のように毎回、消毒をする必要性はありませんが、時間が経ったお湯は捨てて改めてお湯を沸かす、保温するのが安心です。
我が家の場合は、時間帯によってお湯を作る量を変えるようにして、できるだけ長時間、保温しておくことが無いようにしていました。
まとめ
調乳ポットの必要性や選び方、おすすめの調乳ポットなど、調乳ポットに関する知識をご紹介しました!
調乳ポットはミルク作りの手間を減らしてくれる便利なアイテムです。ただ、調乳ポットの必要性については、家にある電気ポットや電気ケトルなどでも十分代用できますが、もしこれから赤ちゃんが生まれて、ミルク用のお湯を準備するアイテムを持っていないなら、ミルク作りのために作られた調乳ポットをチェックしてみるのも良いと思います。
ミルク作りを楽にしてくれて衛生面も優秀なのがウォーターサーバー
我が家は息子をほぼミルク育児で育てたのですが、ミルク作りには電気ケトル、調乳ポット、ウォーターサーバーと試しましたが、一番ミルク作りの手間が少なく、お手入れも簡単なのが、ウォーターサーバーだと感じています。
こちらの記事で、赤ちゃんがいる家庭におすすめなウォーターサーバーをご紹介しています。
今よりもミルク作りの手間を減らしたいという人は、調乳ポットだけでなく、ウォーターサーバーもチェックしてみてください!
なぜ、多くのママさんがコストを含めても、使っている人が多いのか、その理由がわかると思います!
我が家もガラスタイプの調乳ポットを使用していましたが、使い続けている内に白い結晶や汚れも気になりだしてくるので、1週間に1度くらいは綺麗にお手入れしておきたいです。使用する調乳ポットの説明書をよく読み、衛生的に保ちましょう。