子供が溶連菌に感染!症状や検査内容〜いつから登園や登校が可能?

こんにちわコースケです。
2歳2ヶ月の息子が溶連菌に感染してしまいました・・週末から少し体調を崩し気味かな?と感じていたのですが昨日、病院に連れて行って検査をしてみると溶連菌に感染してしまいました。
1歳で保育園に通い始めて以降、保育園の連絡板に溶連菌感染者◯名といった連絡をよく見かけていましたが、今まで感染していなかったので、今回が初の溶連菌感染となります。
お子さんが溶連菌にまだ感染した経験がない、溶連菌ってどんな症状なの?感染したら保育園や幼稚園は行ける?といった気になる疑問について息子の症状や小児科の先生から伺ったお話、小児科でもらった資料などを元にお話したいと思います。
子供の溶連菌は大人にうつるの?という疑問は下記の記事でお話しています。
目次
溶連菌感染症とは?
溶連菌はのどが痛くなるこどもの病気と呼ばれることが多い感染症の1つとされています。
正式には「溶血性連鎖球菌」と呼ばれる細菌のことを言い、主に喉への感染、咽頭炎や扁桃炎、発疹などの症状が出るとのこと。
子供の場合、2歳~10歳頃に多い(ピークは5~10歳頃)感染症とされています。
溶連菌に感染すると、2日から5日の潜伏期間の後に38度〜39度の発熱を起こすと言われています。
溶連菌とは、正式には溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌で、α溶血とβ溶血を呈する2種類があり、後者でヒトに病原性を有するものは、A群、B群、C群、G群などです。溶連菌感染症の90%以上がA群によるものです。したがって、一般にはA群溶血性連鎖球菌(A群β溶血性連鎖球菌)による感染症を溶連菌感染症として理解されているといってもよいでしょう。主に“のど”に感染して、咽頭炎や扁桃炎、それに小さく紅い発疹を伴う猩紅熱といった病気を引き起こします。
小児科からもらった溶連菌に関する冊子がシオノギ製薬発行のものでしたので、シオノギ製薬のHPから引用しました。
溶連菌感染症の主な症状
溶連菌感染症はのどに感染すると言われていますが、喉の赤み・腫れによる痛みの他にも高熱、イチゴ舌、発疹といった症状が目立つようです。
また、小児科の先生のお話では頭痛や腹痛、首筋のリンパ節の腫れがでる場合もあるとのこと。
専門的には以下のように
- 粘膜:咽頭炎、扁桃炎、猩紅熱、中耳炎、副鼻腔炎など
- 皮膚・軟部組織:伝染性膿痂疹、蜂窩織炎、丹毒など
- その他:肺炎、菌血症、トキシックショック症候群など
というような症状があるようです。
息子の溶連菌にかかった時の症状
- 喉の赤み・扁桃腺の腫れ
- 微熱
- 咳・鼻水(風邪症状)
- 機嫌が悪くなる
今回の息子は先週くらいから鼻水や咳、目ヤニといった風邪症状があり、熱はありませんでしたが、鼻水が特にひどかったです。
ただ、保育園に通っていると軽い風邪症状は日常的だったりします。お迎えに行くと誰かが鼻水を出しているというのは珍しくありません。
そのため、熱も無く、息子も元気だったので、保育園には通っていました。
そして、昨日の早朝(5時頃)に突然、「痛い〜」と言って泣き出しました。最初は寝ぼけているのかな?と思いましたが、少し続くので熱を測ってみると37.2度の微熱です。
咳がひどく顔も赤かったので、妻が病院に連れていったのですが、検査の結果は「溶連菌」に感染しているとのこと。
先生の話では咳や鼻水などの風邪症状から溶連菌にも感染したのでは?とのことでした。また、扁桃腺が腫れているからこれから熱が出るかもしれませんと言われたようです。発疹は今のところ目立つ箇所には見られていません。
溶連菌自体の感染では咳や鼻水は出ないというのを見かけたことがありましたが、風邪症状から溶連菌への感染的な流れもあるんだなと息子を見て感じました。
病院に行く前の朝の息子はいつもよりも機嫌が悪くグズグズでした。
溶連菌感染症の検査
今回の溶連菌の検査は溶連菌抗原迅速キットという検査で綿棒を使ったものだったようです。
検査の時間的には10〜15分くらいで終わったようです。
インフルエンザの検査と似たような感じですね。
溶連菌の治療
溶連菌に感染した場合は抗生物質での治療が基本となっているようです。
息子も溶連菌への抗生剤(抗菌薬)を処方してもらってきています。
先生から言われたのが、「溶連菌は抗生剤のお薬を飲み続けて飲むことが大切ですので、忘れずに飲ませてあげてください」とのことでした。
これはお薬を飲むと症状(熱や喉の痛みなど)が和らぐものの、菌自体は残っているため、溶連菌がしっかりと体内からいなくなるまで薬を飲み続ける必要があると説明があったようです。
溶連菌は合併症(急性糸球体腎炎やリウマチ熱)も引き起こす場合がある感染症のため、決められた期間は最後まで薬を飲むことが重要とのことでした。
今回は7日分の抗生剤を処方されています。
先生からちゃんと治さないと腎炎などで血尿が出てしまう場合もあると、ちょっと怖い注意を受けたため、妻もしっかりと飲まさないと!と受け止めて帰ってきました。
また、小児科でもらってきた溶連菌に関する冊子には溶連菌にかかってから1ヶ月くらいの間でまぶたが腫れる、顔がむくむ、靴下の跡が普段よりもくっきりと付く、おしっこが赤いといった症状が合った場合には受診することを勧めていました。
溶連菌に感染したらお風呂(シャワー)に入れる?
小児科の先生の話では「熱が無ければ入るのは問題ないけど、長湯はしないでサッと済ませるのが良いですね。ただし、発疹が出てきている時にはかゆみが増してしまうこともあるので、洗い方などには注意するように」と言われたようです。
溶連菌に感染したら保育園や幼稚園に登園は可能?
働きながら子育てをするママ・パパさんにとっては溶連菌に感染した場合、子供は保育園や幼稚園、小学校に登園・登校することができるの?という点は重要です。
溶連菌は文科省の学校保健安全法では条件によって出席停止の措置が必要という位置づけとなっています。
小児科の先生の話では抗生剤を飲んで24時間〜48時間経過すると感染力が弱まるため、熱や喉の痛みといった症状が落ち着いていれば、受診日と翌日のお休みで大丈夫と言われたようです。
ちなみにこれは文科省の学校保健安全法という法律でも定められていて、「適切な抗菌薬療法開始後24時間以内に感染力は失せるため、それ以降、登校(園)は可能である」という旨が明記されています。
ですので、受診日と翌日は登園・登校は控える必要があるということですね。発疹などが出ている場合には、改めて一度小児科の先生に診断を受けてから判断してもらうのが安心かと思います。
ただし、上でもお話しているように、症状が落ち着いても、菌は体内に残っている状態ですのでしっかりと治すためにお薬は続けることが必要です。
まとめ
息子がかかってしまった連菌感染症についてのお話でした。
本やネットの情報を見ていると咳や鼻水は出ないということで、息子の場合は他の風邪症状も併発していることもあり、微熱の風邪くらいで病院に行くのを様子見して、見落としてしまい症状が悪化してしまうという状況になっていたかもしれません。
溶連菌は抗生物質をしっかりと飲み続けないと行けないので、放置していては保育園で他のお子さんにも感染させてしまいます。
妻的には風邪症状が続いていたことや、いつもと様子が違う点、微熱ということで念のため病院につれていくという判断をしたため、結果として溶連菌感染がわかったので、今回はナイス判断となりました。
いつもの風邪かな?くらいで様子を見ていて長引いている場合、注意したい子供の病気だと勉強になった1日でした。